| 懐かしのテレビ番組 「悪魔くん」 水木しげるさんが最近話題になっています。漫画の作品としては「げげの鬼太郎」（墓場の鬼太郎）をあげる方が多いでしょう。 「鬼太郎」は1960年代テレビのアニメとしても放送され、近年実写で映画化もされているのは皆さんご存知のところです。  「悪魔くん」は1966年10月よりNET（テレビ朝日）で放送された水木さん原作の特撮ドラマで、妖怪もの第一号と言われています。 もちろん、1966年正月から放送された「ウルトラQ」にも特撮としてスリラーめいたものはありましたが、「妖怪」ではありませんでした。 当時「水木しげる」さんをどれだけ存知あげていたかは疑問で「水木」と言えば忍者部隊月光で主人公月光を演じていた水木襄を思いうかべる少年であったと思います。 しかし「悪魔くん」は印象深く、見たいが怖くて見られないテレビ番組の１つでした。 「エロイムエッサイム」の呪文や「魔方陣」は十分知っており、「メフィスト」演ずるおじさんの濃さと面白さは圧倒的でした。 ちゃんと見られない状態でしたので、なぜあの変なおじさんは悪魔君と組んでいるのかも判っていませんでした。 そのおじさんも二人いて交代したことは（兄：吉田義夫、弟：潮健児、同時に出た回も有り）覚えております。  番組としては白黒特撮であり、何かオドロオドロシイ感じは十分伝わってきました。 少年役の主人公はテレビで見慣れた金子光伸でジャイアントロボでも主役を演じております。 制作は東映で円谷プロの特撮とはまた違ったものであったようです。 この悪魔くんの番組終了後、1年半たって放送されたのが「河童の三平妖怪大作戦」でこちらも水木しげるさんの原作。主役の少年、こちらは金子吉延くんは、仮面の忍者赤影で青影を演じていました。 当時は怪獣ブームから、ウルトラシリーズの特撮が人気という中の妖怪ものでした。  画像資料は番組当時発売されていたソノシートの復刻版から。 うたったりはしませんでしたが「がんばれ悪魔くん〜」「エロイムエッサイム〜」のフレーズは記憶に残っています。 ■データ １９６６年１０月６日〜１９６７年３月３０日放送。 |
| あの頃の時代劇を思う〜1960年代、1970年代は時代劇の黄金時代 朝日新聞のbeランキング「もう一度みたいテレビ時代劇」によるデータです（2011年）
番外としては11位「遠山の金さん」（1960年代、70年代）、13位隠密剣士（1962-65）、20位素浪人月影兵庫（1965-66）など。 チャンバラ、ちょんまげものなど馴染みやすいカテゴリー。時代劇は単純なストーリーでハッピーにしてくれるもの、社会の裏側えお見せてくれるものなどがありました。 |
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